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docomo PRIME series

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』

docomo PRIME series(ドコモ プライム シリーズ)は、2008年11月に発表された株式会社NTTドコモFOMA式携帯電話型番のコンセプトのひとつで、最新機能と最新スタイルやデザインをコンセプトとした携帯電話のシリーズのことである。

同時期に発表されたコンセプトには、ほかにdocomo STYLE seriesdocomo SMART seriesdocomo PRO seriesがある。

概要

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NTTドコモでは、それまで高機能型の製品群には「90xi」、デザイン重視の製品群には「70xi」と、型番で区別する方法を採っていた。 しかし、「70xi」シリーズの機能が次第に向上し、中には「90xi」とあまり変わらないものまで現れるようになった。 そのため、従来の型番設定ルールを抜本的に見直した結果、2008年11月に生まれたシリーズの一つである。

「PRIME」は最新機能の豊富さを重視したもの(旧「90xi」相当)となっている。このため、価格も1台6万円前後となり、外観のデザインを重視した「STYLE」(特に706ieシリーズ後継の「シンプルデザインケータイ」系)に比べ、やや高めに設定されている。

コンセプトカラーはプライムイエロー。メディア広告のキャラクターには、松山ケンイチが起用されていた(2010年4月まで)。

2011年9月8日NTTドコモは2011年夏モデルを最後に「docomo PRIME series」の廃止を発表した。2011年冬モデル以降従来の「PRIME」に相当する端末は、「STYLE」で発売される。

機種

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機種 個別ブランド 発売日 メーカ 備考
2008年-2009年 冬モデル
F-01A ハイスペック×防水ケータイ 2008年11月19日 富士通
P-01A VIERAケータイ パナソニックモバイル
コミュニケーションズ
2WAYキー採用
SH-01A AQUOSケータイ 2008年11月20日 シャープ
N-01A Newスタイルケータイ 2008年11月21日 日本電気
SH-03A 2008年12月19日 シャープ
L-01A 2008年12月26日 LGエレクトロニクス
・ジャパン
F-03A スライドタッチケータイ 2009年1月24日 富士通
2009年 夏モデル[1]
N-06A 8.1メガカメラ&Wi-Fi搭載の
タッチパネルケータイ
2009年5月22日 日本電気 無線LAN対応
P-07A トリニティースタイルVIERAケータイ パナソニックモバイル
コミュニケーションズ
F-09A スライドヨコモーション 2009年6月10日 富士通
SH-06A AQUOS SHOT 2009年6月11日 シャープ 派生機種
SH-06A NERV[2]
N-07A SPORTS EDITION 2009年7月10日 日本電気 佐藤可士和監修
L-06A LGジャパンモデル 2009年9月9日 LGエレクトロニクス
・ジャパン
HSUPA対応
2009年冬 - 2010年春モデル
SH-01B AQUOS SHOT 2009年11月20日 シャープ
F-01B ハイスペック防水ケータイ 富士通
P-01B VIERAケータイ 2009年11月27日 パナソニックモバイル
コミュニケーションズ
HSUPA(2Mbps)対応
N-02B 瞬撮ケータイ 2009年12月11日 日本電気 無線LAN、
HSUPA対応
F-04B セパレートスタイルケータイ 2010年3月26日 富士通 2010年9月10日に新色発売
2010年 夏モデル
P-04B VIERAケータイ 2010年5月26日 パナソニックモバイル
コミュニケーションズ
HSUPA(2Mbps)対応
N-04B 瞬撮ケータイ 2010年5月27日 NECカシオモバイル
コミュニケーションズ

(NECブランド)
HSUPA対応
SH-07B AQUOS SHOT 2010年5月28日 シャープ
F-06B 防水スライドヨコモーション 2010年6月12日[3] 富士通
2010年冬 - 2011年春モデル
SH-01C AQUOS SHOT 2010年11月19日 シャープ 無線LAN、
HSUPA対応
F-01C ハイスペックスリム防水ケータイ 富士通
P-03C LUMIX Phone 2010年12月16日 パナソニックモバイル
コミュニケーションズ
無線LAN、
HSUPA(2Mbps)対応
N-03C トリプルタフネスケータイ 2011年1月8日 NECカシオモバイル
コミュニケーションズ
(NECブランド)
HSUPA対応
2011年 夏モデル
SH-10C AQUOS SHOT 2011年5月27日 シャープ 無線LAN、
HSUPA対応
F-09C 3Dハイスペック防水ヨコモーション 2011年6月24日 富士通
P-05C LUMIX Phone 2011年7月15日 パナソニック モバイル
コミュニケーションズ
無線LAN、
HSUPA(2Mbps)対応
CA-01C EXILIMケータイ 2011年7月16日 NECカシオモバイル
コミュニケーションズ
カシオ[4]ブランド)
無線LAN、
HSUPA対応
docomo PRIME series最終機種

NTTドコモは、2009年度HSUPA規格に対応した新機種を投入することを以前から表明していたが、2009年4月28日、東京都の特別区エリアで同年6月に開始する予定であることを正式に発表した[5]

コンシューマーモデルにおいては、このシリーズが高機能であり、各社とも最初の機種投入から半年近く経つことから、まずこのシリーズの2009年夏モデルであるL-06Aから対応する。なお、シリーズ全機種がHSDPAで7.2Mbps対応となっている。

脚注

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  1. ^ 報道発表資料 : 2009年夏モデルに18機種を開発および一部機種を発売”. NTTドコモ (2009年5月19日). 2009年5月19日閲覧。
  2. ^ なお、SH-06A NERVはコンセプトモデルとして扱われており、PRIME seriesの機種として位置付けられていない。
  3. ^ 当初は6月9日発売予定だったが、延期になった。
  4. ^ ただし、実質NEC。
  5. ^ 報道発表資料 : 2009年度のお客様満足度の向上やCSRなどの取組みについて”. NTTドコモ (2009年4月28日). 2009年5月1日閲覧。

外部リンク

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